職場体験・職場実習


<職場見学>

 就労移行支援の障害福祉サービス事業所では、日頃からビジネスマナーやパソコンの操作等の就労で必要とされる講義や訓練を受けています。

 実際の企業の現場を見学したり、作業を体験したりすることで、職種や企業の実際を知り、自分の適性や課題について確認をすることができます。企業にとっても、自社の業務を理解していただく啓発の機会でもあり、自社のことを(企業自身が)再確認できる機会にすることもできます。

 

<職場実習(職場体験)>

 特に雇用を検討している場合、職場実習は業務の切り出しや妥当性、作業場の配慮点・合理的配慮についても確認できる貴重な機会です。

 現場の職員の方との関係づくりや理解を広める(深める)機会でまります。また、障害者本人が自己理解することができ、就労意欲を確認できる機会でもあります。

 

 体験や見学なしでは、就労(雇用)後に「こんなはずではなかった・・・。」「イメージと違った。」ということになり、離職や定着できない理由になってしまいます。よりよいマッチングのためにも、職場見学や職場体験(実習)は必要です。


<施設外就労・施設外支援>

 就労継続支援事業サービス利用者と職員がユニットを組み、企業から請け負った作業を当該企業内で行う支援。

 

 障害者に業務を任せられるか(雇用できるか)確認できるメリットがあります。

 ・業務の切り出し ・業務支援のポイントの確認 ・治具や補助具の導入 

 ・一次産業や中小企業においては人手不足や(当初・当面の)人件費抑制=就労継続支援B型 

 ・最低賃金以上の契約業務でも派遣業者委託よりも安定&継続労働が可能=就労継続支援A型

 

 施設外就労から計画的に雇用に結びつけていくことで、順調な移行や定着につながります。施設外就労を継続しながら計画的に採用していくことで、社会貢献的&安定的障害者雇用が可能となります。