栗原


 大場製作所に「もにす認定」 障害者雇用栗原で先進的取り組み(「河北新報」)

 

県内6例目製造業では初

 障害雇用に先進的に取り組む中小企業・団体を対象とした厚生労働省の「もにす認定」に、栗原市築館の電気機械器具製造「大場製作所」が選ばれた。宮城労働局が16日に認定通知書を交付した。

 

 2020年の制度開始以降、認定は県内6例目で製造業は初めて。

泉区生活支援ネットワーク記事

<栗原市障害者就労セミナー>

おおさきタイムズ記事より

記事(PDF)

発案者の大場俊孝が説明します。

 ネットワーク設立の動機は厚労省の「精神障害者職業自立啓発事業企画委員会」に 入ったこと。全国 5 ブロックで就労セミナー開催を実施したが初年度はスローガン が全国各地に就労促進の「顔の見えるネットワークをつくろう!」だった。 それを自分の地元で実践してのネットワーク構築だった。

 保健所や合併前の町の保健 師さん達が熱心で協力的だった。大場が会長でネットワークの引っ張ってきた経緯が あり、自立支援協議会の設置で就労部会の脇役の位置で活動してきた。  2003 年ネットワーク構築①「栗原管内精神障害者就労支援ネットワーク会議」設立 2004 年就労セミナー開始 2005 年栗原市の合併 ②「栗原市障害者就労支援ネットワーク会議」に名称変更 2005年市長に要請され福祉関連で市に協力 市長に自立支援協議会の設置を求めた 2006 年栗原市地域自立支援協議会設置③「自立支援協議会就労部会」に名称変更 現在の名称は④「就労支援連絡会」で現在は 18 名メンバー(企業 4 名)

 

 市長と所長に相談した内容 2022 年 5 月 25 日 発案者:大場 俊孝

企業実習・・・栗原モデル(案) 検討して決める

(栗原市 佐藤 智市長 築館ハローワーク 所長 

・栗原市企業連絡協議会 会長千葉節朗(事務局:産業戦略課)

・栗原市地域自立支援協議会就労支援連絡会(事務局:社会福祉課)

ねらい

障害者の就労促進を図る目的として①「栗原市内の企業に実習協力を呼びかける活動」

を実施し、就労機会を増やせる地域としたい・・・協力要請の文書を発行したい。

地域自立支援協議会就労連絡会の活動の一環でもあるが、企業連絡協議会と連携したスタ

イルで市内の企業に協力を求めたい。また並行して障害者が②「実際に働いている企業現

場を見学する活動」も実施したい。~難しい活動ではないので何もしないより効果がある

と思う。内容的には自立支援協議会就労支援連絡会の活動だと思うが、企業に協力を求め

る部分が重要であり、企業連絡協議会と連名で文書を発行することで効果に期待できる。

現状の課題

1)築館ハローワーク管内の障害者雇用率の低下を防止しなければいけない。

コロナ禍前は 4 年連続で栗原圏域の障害者雇用率は全国平均・宮城平均の上の実

績だったが、今は 2 年連続両平均を下回っていて(2.12%)防止策が必要な状況

である~何もしなければもっと悪化する可能性が高い。

2)企業は労働力不足でどの業種も困っている。障害のある人達は就労未経験者が多い

が、実習を積めば働ける障害者の人達は多く存在している(実習は全国どこでも困

っている状況がある)~働ける障害者が増えれば本人は喜ぶし、企業も助かり、税

収にも繋がるので、お手本となる「地域活性化」では?

3)都市部と違い交通の便も悪いことも就労に大きく影響している。

栗原市の長所

1)自立支援協議会就労支援連絡会の活動が定着しており顔の見えるネットワークがある

2)市の保健師や支援機関がどんなケースでもケア(支援)会議を実施し、当人や企業を

支援してくれる地域である~これだけ市の保健師が動いてくれる地域はない。

3)就労セミナー開催 17 年連続は全国に誇れる内容である。

検討議題

1)文書作成実務メンバーを決めて即行動を!

2)文書発行部署(2 団体?)

3)実習内容の検討(予算も含めて検討)

・実習の種類~雇用前実習と体験実習は区別したほうが?

・実習の期間~企業、支援機関、本人との話し合いで決める?

・実習の工賃~企業、支援機関、本人との話し合いで決める?

・相談窓口=情報提供窓口は?

 ・企業現場の視察(モリタ宮田工業・イワサキ通信・北光等は協力してくれと思う)

実務者グループで原案を作成し、関係者了解のもと完成とし、市内全企業に配布する。

~その活動を河北新報に掲載してもらう~効果に少し結びつくと思う。

 


企業見学会参加者 各位

 障害者雇用に係る企業見学会について

初秋の候、貴職におかれましては益々御健勝のことと御喜び申し上げます。 また、日頃から障害福祉行政につきまして、特段の御理解、御協力を賜り厚く御 礼申し上げます。 標記の企業見学会は下記の内容で開催いたしますので、ご案内申し上げます。

        記

1 見 学 会 日 時 令和4年9月15日(木) 午前10時10分から(1時間程度)

2 見 学 先 企 業 モリタ宮田工業株式会社 栗原第二工場

        宮城県栗原市志波姫南郷西風55

        *裏面に地図掲載

3 集合時間・場所  午前10時

         モリタ宮田工業株式会社 栗原第二工場玄関前

                4 見 学 会 流 れ

                    ・概要説明(15分程度)

                    ・工場(現場)見学(20分程度)

                    ・障害者雇用に関する説明・質疑応答等(30分程度)               *駐車場はモリタ宮田工業株式会社第二工場駐車場をご利用下さい。

 

1企業、複数名での参加の場合は乗り合せでお越し下さいますようご協力お願い いたします。

*障害者雇用や企業見学会にあたり、ご質問等ございましたら、裏面の事前質問用 紙に記載し、社会福祉課障害福祉係宛てにFAXでご提出下さい。

障害者雇用理解深める

栗原経営者ら現場見学

 障害者が働きやすい地域を目指そうと、栗原市で15日、障害者が働く現場の見学会があり、市内の会社経営者ら23人が、障害の特性に応じた仕事の割り振りや接し方に理解を深めた。

 市地域自立支援協議会就労支援週絡会と市企業連絡協議会が初めて企画した。

 参加者は消火器を製造するモリタ宮田工業の栗原第二工場を肪問。知的や発遠の障害がある従業員5人が梱包用の段ボールを組み立てたり、圧力計に手際よくゴム製リングを取り付けたりする様子を見学した。

 同杜の野島隆さん(64)は「障害特性と仕事のマッチングをジョブコーチ(職場適応援助者)と意見交換しながら取り組むことが大

事)と脱明。当日の仕事内容を一人一人に手書きして渡すなど。働きやすい環を整える工夫を紹介した。

 参加した築館クリーンセンターの千葉浩総務部長(50)ハ「生き生きと働いている様子が印象的だった。協力できることはしていきたい」と話した。

 市内企襲の2021年の障害者雇用率は2.12%で県平均をO・09ポイント下回る。